世の中、コロナ禍で様変わりする混乱の中、事実上の船出を迎えた「アクティブシニア長岡」ですが、8月のお盆前にメンバーミテーィングに参加させて頂きました。
せっかくなので、「その後」としてレポートをお届けしたいと思います。
玄関に入る早々、ミーティングルームに隣接した奥の部屋から、ギターの音色が響いていました。
新しい弦に張り替えながらチューニング中で、私の顔を見るなり開口一番、「人生の扉」でも歌うか!と、、、しっかりフルコーラスで、デュエットさせて頂きました。
一方、ミーティングルームの隅では、幼馴染の同級生達が、なんだか楽しそうに話しています。
「おーい、そろそろ始めるよ」
どこからともなく、「リーンリーン」と風鈴の音….。
この雰囲気、なんだか遠い昔に感じた、ノスタルジー感満点です。
肝心な事業の進捗状況ですが、天気予報風に言うなら、「出だしマズマズ、時々停滞のち手応えあり、でもね…」みたいな感じのようです。
この「でもね」が今後の勝負ポイントでしょうか。
その後、実際に申し込みされた方の特徴を、みんなで再確認しながら、ゴールデンフローを探ります。
自分たちの顧客は誰なのか? 改めて顧客像のイメージを固めながら、今後の営業戦略をみんなで共有しました。
BtoB や BtoC みたいな横文字も飛び交いましたが、一様に「うんうん」と頷かれていたのですが、後で聞いたら「B」とか「C」とか、「まぁ、面白かったからオッケー!」みたいな感じだったそうです。(すごいぞ!女子)
それぞれの人生を歩んできた、幼馴染が中心となり、70歳を前に起業した「アクティブシニア長岡」ですが、この大人のオーラに引き込まれたら、その心地よさから抜け出すことは至難です。
本業の介護に関わるサービスも、任せて安心して利用できるのも、つまりは、人間力そのものなんだと気づかされるわけです。
そんな雰囲気の中、とても楽しいお話を聞くことができました。
なんでも、サービスを受けている「彼」は、御年90歳前後らしく、一年中「コタツ」が生活の中心を占めているそうです。
そうなんです、この酷暑の夏でも、「コタツ」だそうです。
そして、最近伺うといつも訴えるそうです。
「今日も暑いがぁ、どなってるんがぁ」と。
「そりゃ、コタツに入っていれば、あっちぇさぁね」となるそうですが、その先はご想像の通り、かみ合わない「楽しい」時間になるそうです。
私は、この話を聞きながら、思いました。
もし、この方が自分の親だったら、そう思うと、この上ない有難さを感じずにはいられません。
夏でもコタツに入っているお爺さん宅へ訪問し、身の回りの世話をしながら、たわいない会話を楽しみ、「じゃまたね!」と接してくれているわけです。
天使ですよね、そして、本当にありがたいことです。
世の中、あまりに便利になりすぎ、新しい変化についていけない老い(弱者)に対し、邪見にする風潮が蔓延っていないでしょうか。
コタツのエピソードは、「人」が「人」に対する愛情や気持ちは不変なんだと、強く思い出させてくれるエピソードだと思います。
アクティブシニア長岡では、一緒に活動してくれる仲間を「専門員ネットワーク」として、広く募集されているそうです。
さっそく、CEOのK氏がカッコイイので参加したい、と申し出ている妖艶女子もいるとか。
何をやっても隅には置けない、往年パワーに感服した時間でした。
今回もお土産として、「冷やし中華セット」を頂いてまりました。(ご馳走さまでした)
寄稿(ゆるり)