2020年1月も終わりに近づいた頃、「新しく事業を始めるから」と連絡を頂きました。
聞けば、あえて法人として起業し、介護保険の対象から外れる方々のセーフティネットとして、また、長年介護の現場で活躍されてきたセカンドキャリアの場を提供する、事業とのことでした。
一番驚いたのは、なんと小学校の同級生3名が中心となり、さらに介護現場の第一線を退いた2名を加え、メンバー全員が70歳前後と言うのです。
ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、まさに「シニアのシニアによるシニアのための介護事業」と言うわけです。
小学生時代に机を並べていた頃より、それぞれの人生を60年近く歩んできた、今は、お爺ちゃん、お婆ちゃんが集まって、会社を作って事業を始める、まるで映画のような話です。
しかも、さすがにベテラン中のベテランらしく、事業計画も、内容も、またユーザーが欲しているニーズにも、隙がありません。
その一方で、ガツガツした拝金主義的な匂いは一切無く、なんとも緩く心地よさだけが全体を包んでいるのです。
この不思議な感覚こそ、70年真っ当に生きてきた人間だからこそ備わる、自然とにじみ出てくる力なのかもしれません。
先日、全員が揃うミーティングに参加させて頂きました。
「さっき、栃尾まで行ってさぁ♪」なんて飾り気のない話から始まり、いつしか同級生同士のボケとツッコミ(漫才状態)、そうかと思えば、「どこらしょ、わたしはちょっと役所へ行ってくるさ」と自由人の集いです。
それでも議論は同じ方向に向かい、着々と進んでいく不思議な力に導かれます。
気づけば辺りは薄暗く、メンバーの個性豊かな人柄に加え、一人ひとりの持つ包容力に引き込まれ、最後はわたしの”身の上相談”の様相です、恐縮の極みでした。
事業の中身は、今後の活動や発信される情報に任せるとします。
ここでお伝えしたいことは、社会との繋がりを能動的に創造し、人様のお役に立つことを模索し、それを具体的な行動とし、実行する、それには年齢など関係なく、人それぞれの「生き方」の選択だと言うことです。
そんなみなさんを見ていて思い出した一曲、竹内まりやさんの「人生の扉」から素敵なフレーズを贈ります。
I say fun to be 20/ 私は言うの「二十歳になるのはたのしいこと」 You say it's great to be 30/ あなたは言うの「三十歳になるのはすばらしいこと」 And they say it's lovely to be 40/ そしてみんなは言うわ「四十歳になるのは素敵なこと」 Bue feel it's nice to be 50/ でも「五十歳になるのもいいなって感じるわ」 I say it's fine to be 60/ 私は言うの「六十歳になるのもいいんじゃない」 You say it's alright to be 70/ あなたは言うの「七十歳になるのも悪くはないわ」 And they say still good to be 80/ そしてみんなは言うわ「80歳だってまだまだ大丈夫よ」 But I'll maybe live over 90/ でも私は90歳過ぎまで生きると思うわ I say it's sad to get weak/ 私は言うの「弱るのは(老いるのは)悲しいこと」 You say it's hard to get older/ あなたは言うの「老いていくってつらいこと」 And they say that life has no meaning/ そしてみんなは言うの「人生に意味はない」って But I still believe it's worth living/ でも「私は信じてる、生きるってすばらしいこと」 But I still believe it's worth living/ でも「私は信じてる、生きるってすばらしいこと」
そうだ、「栃尾の油揚げとお豆腐」はしっかりお土産として頂いてまいりました。(今から次のお土産が楽しみです♪)
寄稿(ゆるり)